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モーニング・ツー
閲覧数:77 配信日:2022-02-05 19:27
既視感
「機械が人間にアドバイスをする近未来」という設定
「最新の遺伝子情報を基に、『iメンター』と呼ばれるタブレットが人間に的確なアドバイスをする近未来」という設定は、「PSYCHO-PASS」に似ているな、と感じました。
※しかし、ストーリー自体は全く異なるので、特に気になったわけではありません。
「親の子供」ではなく「親の複製」だったという展開
「宇奈月絢奈」は「母親の子供」ではなく「母親の複製」だったという展開は、「彼方のアストラ」でも似た展開を読んだ気がするので既視感がありました。
わりとストーリーの核心に近い話なので、「彼方のアストラ」を読んだ方が「メンター すべては遺伝子に支配された」を読んでどう思ったか、聞いてみたいです。
アイリウム
読了後に著者名で検索して、気が付きました。
私は「アイリウム」を読んだことがありました。
SFとしては使い古されたテーマだと思うのですが、丁寧に描写されていたため作品の世界観に入り込むことができました。印象に残っていた漫画でした。
1錠飲めば1日分の記憶を飛ばすことができる薬、アイリウム。薬が効きはじめると、他人から見れば意識もあり普段通りの生活をしているように見えて、その間の記憶がまったくなくなってしまう。つまり、嫌な思いをする出来事の前に飲んでおけば、その事を思い出すことなく日常生活が送れるのだ。記憶を薬でコントロールできるようになった時、その人の生はどんな彩りになるのか…。
大変な才能
「iメンター すべては遺伝子に支配された」を読んで、私は「小出もと貴」の漫画が好きなことに気が付きました。
このレベルのストーリーテラーであれば原作者がいるのが通常だと思うのですが、誰もクレジットされていません。
「ストーリー」「絵」の両方をこの高いレベルで表現できる点は、大変な才能だと思います。