カテゴリー:
週刊少年マガジン
閲覧数:79 配信日:2021-09-17 16:44
これまで経験したことがない漫画パターン
「不滅のあなたへ」は、私がこれまで経験したことがない 2 つの漫画パターンを有しています。
1.主人公が「球」
「不滅のあなたへ」の主人公は、ありとあらゆるものの姿を写しとり、変化することができる「球」です。
私がこれまで読んだ漫画や小説の中で、主人公が「球」であったことは一度もありません。
※「ヒナまつり」の「ヒナ」の初登場シーンは「空中に突然出現した『ラグビーボール形状の球』の中に入っている女の子の顔」のでしたが、主人公は球の中身ではあり、球そのものではありませんでした。
2.途中から、突然面白くなくなる
これまで遭遇した漫画パターンは大きく 3 つに分かれます。
・面白い漫画
・面白くない漫画
・「1巻」が一番面白くて、巻が進むに連れ段々面白くなくなっていく漫画
基本的には「面白い漫画はずっと面白く」、「面白くない漫画はずっと面白くなく」、たまに「最初だけ面白い漫画がある」、この 3 パターンです。
しかし、この漫画は何れにも当てはまりません。
具体的には、8 巻から急速に面白くなくなります。
ホントもうびっくりするぐらい。
一体どうしたの? 担当者でも変わったの? と思いました。
7 巻までの感想
誰もこれまで読んだことがない漫画
ジャンル分けが難しいですが、敢えてカテゴライズするなら「冒険漫画」でしょうか?
主人公は、あらゆるものへ変化することができる「球」です。
これまで読んだことがない設定ですし、これまで読んだことがない展開です。
主人公の最終的な目的は不明ですが(恐らく本人も分かっていない)、ワクワクドキドキしました。
お気に入りの作品でした。
「オリジナリティ設定の高さ」と「読ませるストーリー」
一般的に「オリジナリティ設定が高い作品」ほど「ストーリーを読ませることは難しい」と思います。
私は過去に「誰も読んだことがない小説を執筆しよう」と思い意気込んだことがありますが、完全に失敗し途中で頓挫しました。
「漫画」や「小説」には暗黙のルールがあり、ルールを壊そうとする作品には、作者の世界観に読者が付いてこれない危険性が常に伴います。
正直「こんな特殊な設定なのに、先を読みたいと思わせるこの漫画のこと」をすごいと思っていました。
8 巻 ~ 12 巻 までの感想
ウラリス王国の第一王子「ボンシェン」
全然面白くないです。
途中で読むのを何回も止めました。
少しでも疲れているときに読むと、すぐに話の展開が分からなくなります。
これが第 1 巻だったら、この漫画を読んでいないことは間違いないです。
それでも読み続けた理由
7 巻までが面白かったので「このエピソードが終わればまた面白くなるのだろう?」と思い、我慢して読み続けました。