恋獄の都市

「恋獄の都市」とは？

集英社のWeb漫画「ジャンプ＋」に掲載されていた作品
・SFサバイバル恋愛サスペンス
・連載開始は、2019年38号
・全5巻
・俵京平

自分の中の評価がここまで変わるのも珍しい

1巻
・最高の漫画と思っていた
・今思い返してみても、1巻は最高の出来だと思う

5巻(最終巻)
・ゴミ
・読む価値無し
・同じ漫画が描いたとは(さらに同じ漫画だとは)とても思えない

既存作品との重複点

主人公が、毎夜奇妙な夢に悩まされ寝不足の日々を送っている描写からスタート
「バビル2世」をはじめ、使い古された表現
→ しかし、それほど気にならなかった

「東京から外へ出ることが出来ない。出ようとすると記憶を操作される」という設定
既視感あり。「メガゾーン23」「東京爆弾」「7SEEDS」などに似た設定はある
→ しかし、それほど気にならなかった

突っ込み

恋と戦慄のサバイバルサスペンス
・先ずこの漫画の「公式キャッチコピー」からして、名が体を表していない
・SF要素満載なのに、そのことに一言も触れていない

意味が分からない
1巻までは(心理描写含め)物凄く丁寧にストーリーが展開していくのに、2巻終わりぐらいから急速に自分勝手に話が進行していく。それこそ担当者でも変わったの？ と疑いたくなるレベルで…

5巻(最終巻)を低評価とした理由

伏線を回収していない
もしくは回収の仕方が雑過ぎる

「愛がたまに元の記憶を取り戻し異常行動をとっていた理由」は、バグのせい
・回収が雑過ぎるわ
・たまに元の記憶を取り戻すのではなく、「好きだと告白されたら、新宿へ連れて行ってと言った後バラバラになる」設定だったはず
・それらをすべてバグで片付けられても…

「リセット」の話はどうなったの？

話が分かりづらい理由は？

各登場人物の目的に一貫性がないから

漫画の世界観を整理

A世界
現実世界

B世界
(未来の)真が作った、愛が死ぬ前の世界

雪子
(未来の)真の助手

(未来の)真
助手である雪子にバグの処分を命じる

2019年
・(未来の)真の目の前で愛が交通事故に遭う
・愛は脳だけ動いている状態
・(未来の)真は、愛が死なない世界を作りたいと願う

世界を複製できる
・自分の記憶を元に、(現実世界とは異なる場所に)世界を作ることが出来る
→ (未来の)真は、2019年(愛が死ぬ前)の世界(B世界)を作成した

最後まで理解できなかった点

なぜ「新宿」ではなく「S1」なの？
逆に「S1」だけ変更する方が難しくない？

なぜ「新宿」の外には出られないの？
・もしかして、世界は「新宿」しか作成できないの？
・そんなわけはずはないよね。「A地球」「B地球」という説明をしているわけだし…

どういうことなの？