失恋ショコラティエ

小学館月刊フラワーズ

失恋ショコラティエとは?

 状態:-  閲覧数:1,327  投稿日:2017-12-20  更新日:2017-12-26
平仮名表記
・しつれんショコラティエ

恋愛漫画
・主人公は「小動 爽太」
・25歳の男性
・職業はショコラティエ(チョコレートから様々なデザートや菓子を作る、チョコレート専門の菓子職人)

作者
・水城せとな

掲載誌
・『月刊フラワーズ』増刊の『凛花』→『月刊フラワーズ』

単行本巻数
・全9巻

単行本発売年
・2009年 ~ 2015年

連載期間
・約6年間

受賞歴
・第36回講談社漫画賞「少女部門」受賞
・第2回ananマンガ大賞大賞受賞

テレビドラマ化
・2014年1月13日から3月24日まで毎週月曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された
・主演は嵐の松本潤

感想 /  途中まで / 2巻の後書き / 4巻の後書き

 閲覧数:196 投稿日:2017-12-20 更新日:2018-10-03

途中まで


物悲しい感じ
・読んで爽快な気分にはならない
・元気が出るわけでもない
・苦しい恋の展開を、延々と読み続けていく印象
・読んでいる時はそれなりに楽しいが、読み終わった後、調子が悪い時だと、さらに落ち込んでいくような感じ

2巻の後書き


下記のように書かれているが、「フランス人の御曹司といきなり出会い、意気投合とかないわー」と思う
この漫画には、現実にあるものが描かれています。

4巻の後書き


下記のように書かれているが、「20代でオーナーシェフ、ショコラティエはフランス人の御曹司」とか普通じゃねーよと思う
この「失恋シェコラティエ」は、「これこそ普通、ミズシロ史上最もフツーのお話ができた!」と思って描いている作品です。


感想 /  井上 薫子 / 関谷 宏彰 / 人物描写が深い

 閲覧数:287 投稿日:2017-12-20 更新日:2017-12-20

井上 薫子


リクドーの「関谷 宏彰」と恋仲になるものだとばかり思っていた
・ならない
・全然ならない
・ならないように見せているけれども、どうせ最後は恋仲になるのでしょ? と思っていた
・ならない
・結局、最後まで恋仲にならなかった
・そうきたか…

関谷 宏彰


「井上 薫子」と恋仲にならず、「加藤 エレナ」と急接近
・そういう組み合わせになるのか、と思ったら、これもハズレ

結局
「井上 薫子」も「関谷 宏彰」も最後までこの漫画の中では恋人が現れなかった

人物描写が深い


32歳の「井上 薫子」 vs 「吉岡 紗絵子」
・「紗絵子」が日頃思っていることを明らかにしたことで、32歳「井上 薫子」に意識改革が起こる
・「30代女性が意識改革している今まさにその瞬間の心理」を見事に描写している

感想 /  主人公は「小動 爽太」だけれども /  読者の期待を裏切ることは大事 /  全体を通して

 閲覧数:221 投稿日:2017-12-20 更新日:2017-12-20

主人公は「小動 爽太」だけれども


自分にとって最も衝撃的だったのは、「紗絵子」の考え方だった
・主人公に良い意味で「妖精さん」呼ばわりされていた「紗絵子」の行動は、天然ではなく意識して実行されていたものだった

「腹黒い」のではなく「ポジティブ」
・言葉尻の問題かもしれないが、恋にはある程度「駆け引き」は必要
・それを「駆け引き」と取るか、何と取るかは結局「考え方次第」

読者の期待を裏切ることは大事


読者が抱いていた「井上 薫子」に対する印象
・仕事が出来る女
・どちらかと言えばクールビューティー的な
・大人の女性

「紗絵子」を登場させることで、「井上 薫子」の考えを変えていく
・「井上 薫子」の心の描写を描くことで、結果的に読者にもそれを知らしめていく

全体を通して


「無茶苦茶な設定」に「丹念な人物描写」で漫画を展開してく手法
・絵柄は全く異なるが、「金田一蓮十郎」のことが頭に浮かんだ

ストーリーテラー
・結局私は「ストーリーテラー」な漫画家が大好きなのだ、ということを再認識した
・漫画なのだからある程度の無茶な設定でもOK
・作品の世界観が確立された上に、人物描写がしっかり出来ていれば


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